Board member 下村 幸弘

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ジャパンヘアドレッシングアワードの受賞経歴をもつクリエイターとしての顔、そして全国の美容師向け技術セミナーは年間30本を超えるという超多忙な下村幸弘さん。美容師にとって大事なことは覚悟と言う彼がセミナーで大事にしていること、若手に対する熱い思いを語ってくれた。

Director
下村 幸弘 ー Yukihiro Shimomura
出身校:山野美容専門学校

先生になるのではなく共に学ぶ

僕のセミナーは教えるという感覚では行っていません。教えるというよりは同じ目線に立って伝える。僕の心には「先生になったら終わりでしょ」という言葉がずっと残っています。先生になってしまうとどうしても、何かをやらせる、してあげるという上から目線になってしまいますよね。そういう風になってしまったらM.SLASHじゃないと思っています。僕はM.SLASH の中では鬼軍曹だみたいなことを言われるんですけど、本気になればなるほど人って感情移入しちゃうじゃないですか。M.SLASHの理念の一つでもありますが、僕は誇りを持てるようなレクチャーをしたいし教育をしたい。そうなると一切妥協したくないし、外が見えている分、内部をもっと充実させたい。その上で業界を引っ張っていくぞという思いがあるので、それにリンクしたサロン内でのレクチャーだったり教育になっていると考えています。

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内部を充実させてこそ外に発信できる

業界紙に作品を出したいって思っている若い子はいっぱいいます。そこに対してのパイプは少なからず僕にはあると思っているので、そういう子たちをどんどん表舞台に立たせて、結果を出させてあげたいという気持ちはあります。僕も年齢差はあるけど、良い意味でのライバル感を楽しみながらこの先の美容師人生を送りたいと思っています。自分が一歩引こうなんて感覚は全然ないです。逆に勝負しよう、負けないぞと。僕はそういうのが好きなので。その方がお互い成長できると思うんです。みんなが得意分野で活躍して、悶々としながらも生き生きと輝く。そんな人間がいっぱいいる。それがM.SLASHだと思います。

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取材・文 太田 青里  撮影 瀬尾 直道