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COMPANYKISHII’S COLUMN

KISHII’s COLUMN岸井コラム

100年企業にむけて

会社は成長か消滅か、どちらか一方に向かっている。
これが現実です。

長期で見れば、
人間がいずれ寿命が尽きて「死」に至るように、
会社もどこかで消滅します。
それは、あがないようがない事実です。
でも人は、工夫次第で健康寿命が延ばせるように
会社も100年続く会社にはなれると思っています。
しかし30年も続かない会社が99%という現実を見ると、
普通の会社は、ほとんどが30年以内に無くなります。
30年は1980年代のバブルの時代から、
一変していて生き残るのは運としか言いようがないほど
大変で難しいことだと思います。

環境、時代が変わるのに
人は基本的に変わることに抵抗があります。
無理をしたくない、お手軽、便利に流される。
一方では成長したい、幸福になりたい、生き生きと輝きたい など
矛盾した生き物です。
自分本位ですし、無知であり勘違いもします。
でも成長したい 幸福でありたい。
会社はそんな矛盾した人間が集まって、
社会に有意義な存在になろうとするわけですから、
簡単ではありません。

心を磨くには苦難がいる。
成長するには負荷がかかる。

世の中は負荷(ストレス)を悪いものとする常識。
苦難は出来るだけ避けたいとする心理。
具合が悪ければ病院に行って治してもらう。
薬が身体を治す。
教育は外側から受けるもの。
自分に都合が悪い原因は世間にある。
病気にあって自分ではないとする。
外側に依存する他責思考が、成長を止めてしまいます。

結局、人の集まりである会社が成長するのは
「人」の成長によるのです。
自分以外の誰かの成長に頼るのではなく、
・自分による
・自分に依る
・自分に由る
・自分に拠る
・自分に因る
・自分に選る
自分が源泉なのだとする、自責思考によるものです。

たまたま与えられたもので、
幸福を感じるのは一瞬。

自分のする行為に幸福を感じれて、
誰かの幸福に役立つならずっと循環再生します。

誰しも人生を生きる時間は限られています。
必ず「死」はおとずれます。
それまでの時間を出来るだけ有意義に、
充実して幸福なものにしたいと、誰しも思うこと。

目先のこと、表面的なことにとらわれずに
出来るだけ根っこ、根源的なものに目を向ける
心の在り方に幸福が眠っています。

自責でウエルネスを志向する。
そんな人たちが集まる会社が、
社会に良い影響を与え、社会に必要とされ、
100年続く会社を実現すると思っています。