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COMPANYKISHII’S COLUMN

Pioneers’ StoryM.SLASH開拓の記録

Pioneers’ Story①

岸井代表取締役 × 河原代表 × インタビュアー徳山 談話

次回予約は「無理」から始まった

徳山:サロンに「次回予約」を入れたとき、どんな反応でしたか?

河原:正直、「いや、それは無理でしょう!」と思いました。土日は特にお客様でいっぱいだし、「お客様の希望日に入れてあげるのがサービス」だと思っていたんです。

岸井:2003年当時だからね、美容室で次の予約を入れて帰るなんて常識がなかった。
でも歯医者さんは当たり前にやっていたんだ。要は優先順位が低いってことなんだよね。

スパーン! 思い込みを打ち破った実演

岸井:ある時、ジャガイモとストローを持ってサロンを回ったんだ。「これ突き抜けると思う?」って聞くと、みんな「無理です!」って。
でもな、コツとタイミングを掴めば――スパーン!って突き抜けるんだよ。

徳山:実演ですか(笑)。

岸井:そう。みんな腰抜かしてた。「そんなバカな!」って。結局、“無理だ”と思い込んでいただけなんだよ。次回予約も同じ。やってみたらできたんだ。

常識に縛られない若い感性

岸井:しかも最初に次回予約を本当に成功させたのは、ベテランじゃなくてデザインスクールに通ってたエマ。先入観がなかったから「次回いつにします?」って普通に言えたんだよ。

河原:常識の捉われがないからこそ突破口を開いたんだよね。

岸井:そう。若い子ができたんだから、ベテランができないはずない。思い込みを外せばできるんだ。

ニューヨークでの悔しさと価値観の逆転

岸井:俺自身、ニューヨークで人気のレストランに予約して行こうとしたら言われたんだ。「1ヶ月前から予約しないと無理だよ」って。あれは悔しかったな。
日本だと「すぐ行けるのが便利」って感覚だけど、本当は逆。取れない、取りづらいから行ってみたくなるじゃない?サロンも同じで、先まで予約で埋まってるぐらいの方がかっこいいんだ。

河原:確かに。当時の私は真逆に考えたんだよ。

学生を取り巻く現実とMDFビューティーカレッジの設立

岸井:今は奨学金を抱えて学んでいる学生が多い時代。だから「学校は思い出作り」なんて言ってられない。学費を稼ぎながら、現場で即戦力として学べる場所が必要だと思って、MDFビューティーカレッジをつくったんだ。

河原:なるほど。現実を見据えた教育の場ね。

岸井:そう。練習だって辛いし面倒くさい。でも「ゴールした時の自分」「かっこいい自分」がイメージできるから乗り越えられる。美容師だってトライアスロンだって一緒だよ。

常識を疑え、ディープダイバーになれ

岸井:日本の教育って、みんな同じに揃えたがるだろ。でもそれじゃ意味がない。常識を疑え。みんな同じでなくていい。
M.SLASHが求めるのは「ディープダイバー」。一つのことに潜り込み、徹底的にチャレンジできる人材だ。浅く広くじゃなく、深く掘り下げる人が人を輝かせるんだ。

おわりに

「無理だ」という思い込みを超えて。
ストローがジャガイモをスパーン!と突き抜けた瞬間のように。
ニューヨークの悔しさから「予約が取れない価値」に気づいたように。
M.SLASHの挑戦は、常識をひっくり返すところから始まっています。

そして今、次の世代に求められるのは ディープダイバーとして深く潜り、挑戦を物語に変えていく力です。