
Breaking Silos, Building Pipeline
— 第2回 談話:代表取締役 岸井 × 顧問 河原 × MDF校長/HD執行役員 山村 —
1)名古屋IG BEAUTY ACADEMY
(https://share.google/pmACMTclF75GCqBjv)
に行って見えたこと
河原:名古屋、良かったよ。籾山さん、協力者の作り方が丁寧。とにかく徹底的に話す。迷ったらLINE、電話、即レス。次の会議まで待たない、コミュニケーションのスピードが肝だね。
山村:そうですね、そこは私達の課題でもあります。こっちはまだ一体感が弱い。お互いにちょっと他人事で、対等に混ざれてない感じがある。
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2)立ち位置を一段上げる
河原:山村さんは学校の校長でもあるけど、同時にホールディングスの執行役員。
「学校からのお願い」じゃなくて、「私たち(グループ全体)の課題」として話した方てみると景色が変わるかもね。
山村:わかります!正直、サロンの人事/学校ってのっけから分かれて見られがちで、どっちの立ち位置でものを言うか、いつも迷うんです。
岸井:だからこそ、サロンも一体となってグループ全体事として“高い位置”で話そうよ。共通の課題としてね。
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3)今、何が“共通の課題”か
岸井:まず前提。労働集約型の危機が来てる。人手が集まらない。人口ベースで逆回りが始まってる。
それに奨学金の問題。学生にとっても重い。
「どうしたらうまく解決できるの?」って、美容業界に関わる者としての向かい風を、僕らが真正面から受け止めるしかない。
河原:会社の成長=店舗の成長って考えがちだけど、その土台が変わってきてるよね。採用・育成の考え方を真逆に振らないと。
山村:“人口の減少は採用の減少”という現実もある。だから、人材の“共有元”=学校をどう設計するかが勝負。
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4)MDFは“採用×育成×戦力化”の前倒し装置
岸井:学校は「教える場所」じゃなくて、グループのパイプラインだよ。
働きながら学ぶ、学費を稼ぎながら戦力化する。現実にフィットさせる。
全店で「共通の私たち」として使い切ろう。“学校からの私たち”じゃなくてね。


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5)ブランドは“愛着”で育つ(数字に出ない価値)
岸井:昔、JHAでグランプリ取る!って決めて、タバコもやめた。
なぜか? 知名度がない会社に、人は入らないから。業界でインパクトを取るには、コンテストが一番早い時期があった。
全員がコンテスト好きじゃない。実際はうまくいかないことの方が多い。それでも継続した。ノミネートが増え、名前が通る。
これはロイヤリティ(忠誠心)というより“愛着”なんだよ。数字で見えない価値=存在意義を積む投資。
河原:見えない価値をグループで評価したいね。
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6)“みんなに良い”をやめる:1%に深く刺さる
山村:うちのコンセプトにズレてるけど…って妥協しがちだけど、そこはやめたい。
美容免許を取る人の中の1%でも、100人いる。みんなに良い必要はない。明確に即戦力で活躍できる美容師を育てる「こういう子が欲しい」を打ち出す。
岸井:同感。危機感を持って、伝えたい相手を絞る。広くじゃなく深く。


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7)アドミッションをやり直す(オープンキャンパス依存からの脱却)
河原:名古屋で接した入社して6カ月のスタッフは、三年計画を自分の言葉で話せていた。
やり方はシンプルで重い。入るまでに“親だけ”“子だけ”で、何度も一対一で話す。
「なぜ通信科なのか」を、本人が説明できる状態にする。
親御さんを巻き込む。最後に背中を押すのは親御さんだから。
一対一で引き出す方が効く。
山村:美容師のカウンセリング力さながらですね。
河原:名古屋の籾山さんがまさにそれ。徹底的に話す→LINE・電話で即対応。スピードが信頼を産む。
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8)“可視化”して任せる根拠をつくる
山村:現場は「学生に任せるの不安」。それもわかる。動画で可視化するのはどうだろう。技術・接客のクリップをMDFチャンネルで一元管理。
入社前・後のスキル3項目を動画で見える化して、「ここまで任せられる」を根拠付きで出す。
店長LINEへ投げ込みではなく、専用の“場”で共有する。
河原:同質的な一斉教育に寄せすぎないのも大事。早い子は前へ。
卒業生を講師化して、学校とサロンのズレを詰めていきたい。
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9)やると決めて、動かす人を増やす
河原:イベントも、動画も、採用も、“とりあえずやる”が弱い。
決断して巻き込める人材を前に出そう。TikTokでもショート動画でも、とにかく外に出す。
“愛着投資”にどれだけ貢献したかを、部門KPIに足してみない?
岸井:賛成。無駄に見えることをやるために稼ぐ。 その方が楽しいし、ブランドになる。
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10)ラストメッセージ
岸井:共通の課題として語ろう。学校=供給元。愛着投資は数字に出ないけど、将来に効く。
河原:速さは力。お願い/指示/感謝を切り替えて、関係を一気に作る。
山村:高い位置から“私たち”としてグループ全体の課題として発信する。可視化して任せられる根拠を出す。
> みんなで“1%”に深く刺さろう。
そこから、M.SLASHの次の10年が始まる。
