経営者コラム

29

12月
2021

In 経営者コラム

By M.SLASH

知識のワクチンについて

On 29, 12月 2021 | In 経営者コラム | By M.SLASH

ワクチンと言えば、感染症にかかりにくくするものですが、
知識のワクチンとは、あまり聞きなれない言葉でした。

以前80年代のバブルの時は、みんな土地を買いあさって、
ゴルフ会員権を買わない人は遅れてるみたいな、
おかしな常識がまかり通ってました。
東日本大震災の時は、放射能を避けて、
東京から沖縄に逃げていた人もいたほど。
マスコミもどんどん煽るような情報を流して、常識が作られていきました。
リーマンショックの時もそうでした。
疑いなくそれをあたかも、普通のことのように受け止めていると、
どんでん返しを喰らったりします。

老後の2,000万円問題のように、
情報によって変に常識が作られていくことがままあります。
そんな時のために情報を鵜呑みにせず、いったんは疑ってみる。
テレビで流れることには権威があって、
まことしやかに、誰かが喋っていることを、
つい鵜呑みにしてしまいやすいです。

情報はみんな、誰かの色がついていることをまずは知っておくこと。
常識はどんどん変わるものだし、固定されているものではないということ。
今、どっちに傾いているのか、そんな俯瞰して
必ず世の中は、揺り戻しがあるし、
今だけのことか、どこへ向いていくのか。
そんなふうに立ち止まる癖、というか自分の頭で考えてみることが
知識のワクチンとなるんだと思います。

29

12月
2021

In 経営者コラム

By M.SLASH

既得権益について

On 29, 12月 2021 | In 経営者コラム | By M.SLASH

テレビ放送免許という既得権益は、
もう力を失ってSNSやスマホにとって変わられています。
もはや、放送局同士の戦いではなくなっています。

公益の代理のような顔をした新聞やジャーナリズムも
実は色がついていたわけで、
それならスマホで十分ってことになってきていて、
紙媒体同士の競争してる場合じゃなくなってきています。
美容業界は、60年前に作られた美容師法という
業権を守るため国家資格という参入障壁を作りました。
ヘッドスパは美容師でなくても専門店で施術が行われています。

しかし、
美容室でヘッドスパ施術をする場合には、
美容師免許が要るというおかしなことになっていて、
まつ毛パーマやエクステは美容師の既得権益を守ったという形で
美容師免許が必要ということになりました。
まつ毛だけの施術をするために2年間の美容学校に通い、
国家試験を受けなけれなりません  。
お金もかかるし、時間もかかって、その割に稼げない。
不合理な話しですが、これも既得権益を守るというところからです。
まつ毛だけなら3ヶ月の研修で十分安全性を保って技術が行えます。
資格を細切れにして分けて与えれば良い話しです。
既得権益に守られた人たちが、そうした改革を阻んでいます。

規制の緩和が、経済も社会も活性化します。
教育の現場も医療の現場も、
日本は既得権益を守ろうとする力が強く働いて、
更新のスピードが遅く、世界に比べて産業が停滞しているのが現状です。

DXにしても、
ジェンダーレスにしても、
私たちって、変化を好まないんでしょうね。

28

12月
2021

In 経営者コラム

By M.SLASH

似合わせの法則

On 28, 12月 2021 | In 経営者コラム | By M.SLASH

美容師に、「今日はどうなさいますか」と聞かれると、
お客様は、ちゃんと注文を言わなければならなくなって、
明快な要望を言葉で表現できるかと言えば、意外に難しかったりします。

ちゃんと答えを持っていかなければ、美容師さんが困ると思って
このくらいの長さにしたいとか、今日はパーマをしたいとか
一応の「注文」を用意して美容室に向かう。
「お任せで」なんて言えるのは、長く通って分かってくれる美容師か、
よほどの信頼できるで美容師さんでしょう。

以前、ヘアカタログ雑誌が流行ったことがあって、
サロンでも置いていた時がありました。
その頃、美容師とお客様が一緒になって、
ヘアカタ雑誌をめくり、無言で髪型を探していた光景を見て
ヘアカタ雑誌を置くのをやめました。
理由は、ヘアカタ雑誌に頼っても、なかなか答えはないからです。
今は、デジタルの時代になって、
携帯でイメージする髪型を見せてくださるケースも多くなりました。

でも、本音はその髪型のイメージにはなりたいけど、
自分の身長や骨格 顔かたちで、
それが適切かどうかは、半信半疑。
半信半疑の要望を、お客さまの注文と受けてしまうことがあって、それも危険。
似合うかどうかはまた別だったりするからです。

本来、似合わせには法則があって
M.SLASHではそれを「補正の理論」と呼んでいます。

26

12月
2021

In 経営者コラム

By M.SLASH

優しい社長が会社を潰す?

On 26, 12月 2021 | In 経営者コラム | By M.SLASH

以前にネイリストがサロンに一人しか居なかった頃、
辞められては困るからつい甘い対応になって、
役割、責任というより、
スタッフは「働いてあげてる」という感覚にさせてしまったことがありました。
個人対個人の情緒的な感覚で、スタッフの居心地良さを優先した結果でした。
働く人にとっては長い人生で、いくつも職場・会社を経験することになるわけです。
ウチで働いた期間が、他の会社に移った時に、
労働市場で高く買われるか?、安く見積もられるか?は、 
・ どれだキャリアを磨いたか
・ どれだけ会社にとって有益な存在であったか
が、外へ出て初めて測られることになります。
若くて安い人材を選ぶか、
それとも高くても価値のありそうな方を選ぶか、
天秤にかけられるのが社会の現実です。

博報堂で働いていいた人と
近所の酒屋さんのお手伝いで働いていた人とでは、
社会から見た値打ちの付け方が全く違うように、
どんな会社で働いていたかは、その人の価値に大きく反映します。
所属するコミュニティ(会社)= 社会的に見たその人の価値。
自分の勤める会社に不信を感じるようなら、
そのままその会社で働くこと事態が
会社での評価も自分自身に価値も下げてしまうことになります。

成長を求めた共同体(コミュニティ)からは
外れた位置に居るという現実となるからです。

本人の成長のためには、信頼できる会社を選びなおすことが賢明です。
会社にとっても、長く働いている社員が
不信を感じているならばリセットしなおすべきでしょう。
ボタンのかけ違いはどこから来ているのか、
表面的な対処ではなく
根本的なところを見直さなければいけません。

以前に読んだ本で、「優しい社長が会社を潰す」という
衝撃的なタイトルの本は、とても面白い内容でした。
優しい上司は、相手の言い分を聞きすぎる。
下手な美容師も、相手の注文を聞きすぎる。
優しい社長は、社員の要望を聞きすぎる。
本人にとって有益なことと、会社にとって有益なことを
情緒や感情にとらわれず、合理的に判断評価して組織のノームにすることが、
強い組織、成長し勝ち残る組織にしてゆく上で必要ですし、
100年続く会社になる両利きの経営と考えます。

23

12月
2021

In 経営者コラム

By M.SLASH

他責か自責か

On 23, 12月 2021 | In 経営者コラム | By M.SLASH

自責か他責かの問題。
ミルボンの佐藤社長が、先代の社長から
後継者として任命された時に、言われた言葉あるそうです。

「これからは、ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、お前のせいになるんだ」

最初は、なんのこっちゃ?と思ったそうです。
この言葉は、社長になるということは、過去に自分の知らないことでも
悪いことは、全て自分の責任として引き受ける覚悟が必要だ、
という風に説明された。
これは究極の自責の覚悟だと思います。
もともと、会社の将来を考えた自責思考の行動力を期待されて
社長抜擢となったのだと思います。
社長就任当初は、ミルボンの株価が800円だったものを
8倍の6000円まで上げたのですから、
当時40代だった佐藤さんの社長抜擢は、誰からみても正解だったいえます。
そうした成功する人の特徴として、自責の習慣があると思います。

逆に、他責思考の考え方をもつ人は、
どうしても大きな仕事は任せられないし、あてにならないから、
責任も能力も報酬も、それなりになってしまうのは仕方ありません。
不遇な環境がそのまま好転しないのは、
自分のせいではなく、誰かのせいであり、
環境のせい、社会せい、学校教育のせいだとして、
他責思考の考え方は、自分のものの見方・考え方を変えたくないのです。

人は結局、損をしたくない気持ちが強くあるからだと思います。
自責の人は、会社の未来や過去、
さらに人や社会の未来のことまで自分の責任として捉えることは、
ある意味、先に損を引き受けることでもある。
だから、信頼もされるし、周りからも重宝がられる。
自責思考は、目先的には損かもしれないが、
長期的にはタライの水の原理で、向こうにやった水がちゃんと戻ってくる。

成功とはそういうことなんだと思います。