ヘアアカデミーでは、技術だけでなく「自分の気持ちの扱い方」も大切な学びの一つ。
今回のテーマは “今年一年の振り返り”。モチベーションシートをもとに、ペアでヒアリングし合い、相手の10ヶ月をプレゼンしました。
発表の軸は4つ。
1️⃣ 〇〇さんの10ヶ月
2️⃣ 一番しんどかった時期
3️⃣ そこから変わったきっかけ
4️⃣ 今、伸びていると感じているところ
「自分のことは分かっているつもりでも、言葉にして、誰かに伝えてみると見えてくるものがある」
——そんな時間になりました。

1. モチベーションが“上がる”瞬間は、意外と共通していたみんなの話を聞いて見えてきたのは、上がるきっかけはシンプルで、でも確かに力になるということ。
何かにチャレンジした時(新しい技術、役割、企画)プロモーションに挑戦した時(目標が明確になり、結果が見える)技術力の成長を実感した時(チェック合格、モデル経験の積み重ね)認められた時(先輩からの評価、お客様の声、指名)「受かったら嬉しい」「お客様から嬉しい声をいただいた」「指名をいただいた」その喜びが、次の行動につながっていく。
だからこそアカデミーでは、結果だけでなく “そのために今、自分は何をすべきか” まで落とし込むことを大切にしています。

2. “下がる”きっかけは、技術よりも「人との関わり」にあった一方で、モチベーションが下がるきっかけとして多く挙がったのが、先輩と後輩の関わり方、そしてコミュニケーションのすれ違いでした。
2年目は、後輩ができて立場が変わります。
「教えたいのに、自信がない」
「先輩に言われたことを、うまく受け止めきれない」
「周りに迷惑じゃないかと考えて、抱え込んでしまう」
そんな声も出てきました。
でも今回、発表と対話を重ねる中で、先輩側からこんな言葉がありました。
「言ってほしい。相談してくれた方が楽になる。1人でいっぱいいっぱいになると視野が狭くなるから」“頑張り屋ほど溜め込む”は、美容の現場でも起こりがち。
言葉にして共有することが、回復の一歩になると再確認できました。

3. 「落ちた理由」こそ、伸びるヒントになる印象的だったのは、“下がった出来事”をどう捉えるかが人それぞれだったこと。
「相手から言われた時に落ちる。でも、ここでプラスに変えようと思えることが大切」(2年目・細谷さん)
「チェックに落ちたら、課題がはっきりする機会。怒られるのは、期待してくれている時」(2年目・門石さん)
「プレッシャーでサロンに行けない時期もあった。周りに言ってみる、相談してみることで変わった」
落ちること自体が悪いのではなく、落ちた時に“どう戻すか”の引き出しを持っているかが、成長の差になっていく。
この気づきは、2年目にとって大きな財産です。



4. “好きの深掘り”は、提案力の土台になる後半は「好きの深掘り」についても学びを深めました。
好きが明確になると、年代やカルチャーを知識として理解できる言葉で表現でき、作品・コンテスト・SNSに落とし込める流行に敏感になり、美容師としての目線が育つそして最終的に
——「お客様の“なりたい”を叶える力につながる」
好きは自己満足で終わらせるものではなく、お客様の理想を形にするための“翻訳力”になる。
アカデミーでは、「好き」を言語化し、仕事の武器に変える練習を重ねています。

5. 現場力に直結する「提案トレーニング」も実施
さらに今回は、知販(店販)やカウンセリングの難しさにも向き合いました。
「押し売りにならないかな…」
「何をおすすめすればいいか、判断が難しい」
そんな不安に対して、年齢・ライフスタイル・悩みなどの情報をもとに、“このお客様には何を、なぜおすすめする?” を考える実践ワークも。
提案は、正解を当てるゲームではなく、相手を理解するコミュニケーション。
今日のペアプレゼンと同じく、聞いて→整理して→伝えるの繰り返しが、現場の力になります。
まとめ:モチベーションは「波がある」もの。
扱い方を学ぶ1年間の振り返りは、単なる反省会ではありません。
“自分の波”を知り、次に進むための地図をつくる時間です。上がるきっかけを知る下がるきっかけを知る下がった時の戻し方(相談・視点転換・目標設定)を持つ好きを深掘りして、提案力に変える2年目は、技術も人間関係も、一気に世界が広がる時期。
みんなで共有して、支え合って、また前に進んでいきます。
