
M.SLASHは、技術と知識を磨き続ける教育型サロン。
全国各地や韓国・台湾などで技術を発信する講師陣が、新卒一年目のスタッフへ1年間かけて指導する【新卒アカデミー】。
その最終回が3月17日に行われました。
今回は、スタイリストとしての土台を固める総仕上げ。学んだことを振り返り、実践力を高める一日となりました。

- 進捗確認 ー スタイリストとしての意識を持つ
まずは、自分の成長を客観的に分析。
• 「スタイリストになる」ということは?
• 目標にどれだけ近づいているのか?
数値化することで、今の自分の立ち位置を明確にします。
グループごとに共有し、意識を高めました。

- アウトバスプロモーションの強化
「つけておきますね」で終わらせない
アウトバストリートメントは、お客様の髪の未来を守るもの。
だからこそ、施術中に「なぜ必要なのか、どのくらいの量が適正なのか」をしっかり伝えることが重要です。
アドバイスポイント
✅ VCA(お客様履歴)を必ず確認
✅ アウトバスの購入履歴をチェック
✅ 適正な使用量の提案(例:ショート1プッシュ、ミディアム2プッシュ、ロング3プッシュ)
✅適量の使用により髪の状態を守るため 「今どのくらい残っているか?」を聞く
✅ 季節ごとの髪の変化を伝え、提案をプラス
✅ 「モノよりヒト」 ー 信頼関係の積み重ねが大切
グループワークでは、具体的な提案方法を考え、即実践できる形に落とし込みました。

- ロールプレイング ー お客様に寄り添うカウンセリング
「35歳女性・子ども1人・2ヶ月に1回美容室へ来店・アイロンはお出かけの時のみ」
この設定でロールプレイを実施。
☑️ 悩みを引き出せているか?
☑️ 適切なアドバイスができているか?
☑️ 言葉の伝え方、間の取り方は適切か?
アウトバスの提案だけでなく、カウンセリングの質を高める ことがポイントでした。

- Aujuaヘアケア知識テスト
ミルボンのAujuaを理解し、お客様に的確な提案をするための知識確認テストを実施。
ただ覚えるだけでなく、実際のサロンワークで活かせるレベルまで落とし込むことが求められました。
- カラーを武器にする ー スタイリストとしての強みとは?
「カラーを強みにしたいなら、どんなことができる?」
• ダメージケアの提案
• デザインの幅を広げる
• 塗布スピードの向上
• ブリーチ・デザインカラーの技術習得
「カットはすぐに上達しない。でもカラーならすぐに武器にできる」
実際にカラーソムリエを目指し、基礎から学び直した講師の経験談が、新卒たちの心を動かしました。

- ブロー技術の見直し ー 「見せ方」の大切さ
ウィッグを使い、ブロー技術のフィードバック。
お客様の立場で見ると、「前髪の仕上がり」「ボリュームのバランス」「オーバードライの有無」などが印象を左右することがわかります。
✅ ドライヤーの持ち方・角度
✅ 根元を潰さないブロー
✅ 適切な引っ張り具合
技術だけでなく、「お客様目線でどう見えているか」 を意識することが重要です。

- 1年間の振り返りと今後の目標
「1年前に掲げた目標を覚えていますか?」
1年間を通して、どれだけ成長したのかを振り返り、改めて今後の目標を立てました。
• 「なんとなくこなす」ではなく、「目的を持って取り組む」
• 日々の積み重ねがスタイリストとしての未来をつくる
• お客様にとって「この人にお願いしたい」と思われる存在へ
「今がスタートライン」ー 2024年新卒たちへ贈る言葉
「難しいと思うことがあれば、ここで話そう。負け癖がついたらダメ。」
これは講師・中村の言葉。
技術の習得は一朝一夕ではありません。
しかし、「基礎を固め、好きを強みにすれば、デビューは怖くない」。
1年間の学びを胸に、これからのサロンワークに臨む2024年新卒たち。
「お客様に信頼されるスタイリスト」 への第一歩を踏み出しました。
M.SLASHは、これからも彼らの成長を支え続けます。



















※M.SLASHacademy2024講師陣※
菅原 正裕Masahiro Sugawara代表
髙橋 健二Kenji Takahashi代表
辻 孝志Takashi Tsuji代表
藤原 泰則Yasunori FujiharaShop Manager
中村 良Yaya NakamuraStylist
清水 太郎Taro ShimizuStylist
塩野 由希Yuki ShionoStylist
赤津 結衣Yui AkatsuAssistant
小川 朋夏Tomoka OgawaAssistant
