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NUMEROシャンプー講習会レポート〜愛犬も!M.SLASH&enbleらしい“ケア重視”のシャンプー技術を学ぶ〜

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先日、アンブルのスタッフ向けにNUMERO様を講師にお迎えし、シャンプー講習会を開催しました。今回のテーマは“ワンちゃんにとって本当に必要なケアとは何か”を見直すこと。人よりも皮膚が薄く、ワンちゃんのために、私たちが何を選び、どう洗うか。そのすべてに意味があることを学びました。

シャンプーソムリエが見たペット業界の課題

NUMEROシャンプー開発者Hotdogs 代表 吉田 誠司氏には特別なストーリーがあります。吉田氏は、“シャンプーソムリエ”という資格を持つプロフェッショナル。多くの美容師や化粧品関係者が学ぶ専門的な知識を活かし、ペット業界では初となる取得者として活動をスタートしました。なぜこの道に進んだのか——それは、毎日向き合うわんちゃんたちの皮膚トラブルの多さに対する疑問がきっかけだったそうです。> 「病院での治療の前に、トリミングサロンで何かできることはないだろうか?」という考えの元、シャンプー剤に着目。成分を一つひとつ学び直し、界面活性剤の性質や刺激レベル、保湿性などを徹底的に研究。ペット用品は雑貨扱いのため成分表示義務がないという業界の現状もあり、「成分にとことんこだわった安全な犬用シャンプーをつくろう」という決意のもと、NUMEROシャンプーは誕生しました。

現場で感じる“変化”と“手応え”

アンブル本牧店、NUMEROの考え方に共鳴し、リーダーの西野がシャンプーソムリエの資格を勉強中。「可愛いは、健やかさの上にしか成り立たない」という信念のもと、スタッフ全員がワンちゃんの皮膚状態を観察しながら、適切なシャンプー剤・ケア方法を選ぶ技術を習得中です。講習では、皮膚が乾燥している場合は保湿重視のアミノ酸系脂漏症が疑われる場合は低刺激ながら洗浄力のあるノニオン系など、状態に合わせた選定方法を学びました。

“洗う”から“守る”シャンプーへ

シャワーでしっかりと予洗いするだけでも、ある程度の汚れは落ちる。だからこそ、“ゴシゴシ洗い”ではなく“泡で包み込むように洗う”。

洗浄力より“観察力”

シャンプー前の皮膚チェックも改めて重要だと実感。ベタつきのある脂性肌なのか?乾燥してカサカサしていないか?その状態に合わせてシャンプーを選び、工程を変えることがNUMERO流。

シャワーだけでも皮脂は落ちる

「シャンプー前の予洗いを丁寧に行うことで、ほとんどの汚れは落とせる」この基本を忘れがちだった私たちにとって、非常に大切な学びでした。マイクロバブルや重曹浴、クレンジングオイルなど補助的なケアも活用しながら、“ゴシゴシ洗わない”“原液を使わない”という考え方も再確認。そんな考え方の転換が、私たちのケアに対する意識を高めました。NUMEROの開発背景と講習内容は、アンブルやM.SLASHが大切にする「ケアの質」を見直す貴重な機会となりました。これからも“その子の未来の健康を守るトリミング”を目指して、日々の学びと実践を重ねてまいります。

講師

Hotdogs 代表 吉田 誠司氏

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