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【第11回M.SLASHヘアアカデミー】 “悔しさ”が成長に変わる瞬間を信じて——繰り返す練習が自信を生む

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講師陣 

中村 良

佐藤 礼奈

6月5日、M.SLASH新卒1年目スタッフが集うヘアアカデミーが開催されました。今回のテーマは「自信を持って“任せられる技術”を手に入れること」。
筆記・技術の両面から行われたトリートメントチェックと、頭筋リリースのトレーニングを通じて、多くの学びと“悔しさ”を経験する一日となりました。

筆記&トリートメントチェック——理解と実践の両面からの成長

午前中はまず、トリートメントに関する筆記テストからスタート。知識の理解を再確認する内容に、参加者は真剣な心持ちで取り組んでいました。

続く技術チェックでは、塗布の丁寧さやなめしの圧、所要時間などを総合的に確認。今回の合格者は、「仕上がりの質感が安定している」「安心して任せられるレベル」と評価されていました。

惜しくも不合格だったスタッフも、「技術への理解が深まった」「次は絶対合格したい」と語り、悔しさを前向きなエネルギーに変える姿が印象的でした。

“アプローチ”より“傾聴”——信頼を築く接客へ

今回は技術だけでなく、お客様との向き合い方にもフォーカス。

この1週間、お客様との会話を意識してサロンワークに取りくんだ参加者も多く見られました。その結果、「どうアプローチするか」ではなく、「お客様の声にどれだけ寄り添えるか」ということに気づくことができました。

「話すより、聴く」「お悩みに耳を傾け、信頼関係を築くことが結果的に提案につながる」——そんな気づきが、1年目たちの言葉から多く語られました。

さらに、自分がお客様と話す姿勢を動画で振り返ったことで、“聴く姿勢”が見た目にも現れるという新たな視点を得たとの声もありました。

頭筋リリース——技術の“圧”を習得するために

午後は、前回に引き続き30分間の頭筋リリース技術に取り組みました。

筋肉にアプローチする圧のかけ方、リズム、持続力など、より実践的な技術に向き合う時間。
力の方向や深さに悩む声もありましたが、講師からの細やかなアドバイスと先輩たちのサポートを受けながら、上達への決意が感じられました。

“元気な挨拶”は全員の課題

今回のアカデミーでは、技術や接客と並行して「元気な挨拶」が全体の課題として取り上げられました。

お客様に安心感や信頼感を持っていただくために、まずは自分たちが発する声・表情・姿勢を見直すことの重要性が、講師からのメッセージとして強く伝えられました。

次回へ向けて

次回のアカデミーでは、今回学んだ「聴く力」「伝える力」「技術の正確性」をサロンでどう発揮していくかが問われます。

“悔しさ”を“成長”に、“不安”を“自信”に変えて、1年目たちが少しずつ“応援される美容師”へと近づいていく姿を、引き続き応援していきましょう。

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