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静岡エリア美容専門学校訪問レポート|学生が「プロ目線」に変わる瞬間とは

美容師を目指す学生が、サロンを“お客様目線”で見るのは当たり前。
でも、その先の「プロとしての目線」に立てたとき、未来の景色は大きく変わります。
静岡エリア3校を訪問し、現場で感じた教育の熱と、就職活動のリアルをお届けします。


静岡デザイン専門学校

ご対応いただいた先生:望月先生

2023年3月に新校舎が完成し、国家試験対応の美容科2学科を新設。従来は美容部員やブライダル系が主軸でしたが、美容師育成にも本格的に取り組んでいます。
2024年度新入生は60名、2025年度は90名に増員予定。美容科学生の7割は県外就職志望で、特に関東志向が強く(7〜8割)、地元就職は6月から本格化。

クラス構成と動向

  • 美容師選択:約25名
  • ヘアメイク移行:約30名
  • 男子学生が増加傾向で、「いい意味で夢を持っている」と教務主任の森川さん談。

望月先生の教育哲学

望月先生が常に学生に問いかけるのは、「なぜそう感じたのか?」を言語化する力です。
近年の学生は、SNSや画像だけで判断する傾向が強く、「失敗したくない」「正解を求めすぎる」傾向があります。そうした学生に対して、あえて深掘りの質問を繰り返し、自分の言葉で語れる状態まで引き上げています。

サロン見学での“印象”をどう受け止めるか

サロン見学後、多くの学生が語るのは、

「素敵だった」「優しくしてもらえた」「スタイルに共感した」
といった“お客様目線”の感想。

望月先生はこう指摘します。

「サロンが素敵で、スタッフが優しいのは当たり前。それはプロであり、それが仕事だから。大事なのは、なぜそう感じたのか、優しさの背景にはどんな準備や配慮があったのかを考えること」

例えば、自然な笑顔や丁寧な対応の裏には、朝の準備やチームミーティング、役割分担、空間づくりなど、多くの努力と段取りがあります。プロを目指すなら、感覚だけで終わらせず背景や仕組みに気づく視点を持つこと――この姿勢こそ、将来の成長を大きく左右すると強調されていました。


静岡アルス美容専門学校

ご対応いただいた先生:松井先生

地方の大きめのストアのような外観を持つ、小規模でアットホームな美容専門学校。1学年あたり約20名の少人数制です。

  • 掛川周辺から県外へ出る学生はほとんどおらず、その中でM.SLASHを希望した学生が2名いたのは珍しいケース。
  • アイリスト志望が増加している一方で、県内では美容師とアイリストを兼務できるサロンはほぼありません。
  • 情報収集はSNSやホットペッパービューティーが主流。ホットペッパーは駅名検索が基本のため、土地勘のないエリアでは探しづらいという声も。

卒業生の秋田さんもM.SLASHを「リクルート」や「Indeed」で見つけたと話しており、採用広報情報の整理・強化の必要性を再認識しました。


静岡美容専門学校

ご対応いただいた先生:青木先生(落ち着いた雰囲気)

県内でも歴史ある美容専門学校で、地域密着型の就職活動が中心。

  • 県外就職希望者は少なめですが、首都圏や関東圏への憧れを持つ学生も一定数存在。
  • アイリスト志望が年々増加しており、美容師との兼務が可能なサロン情報には敏感。
  • 就職活動では「やりたいこと」と「続けられる環境」の両立を重視する傾向。

青木先生は「学生一人ひとりの適性と性格を見極めながら、地元・県外どちらでも幸せに働けるようサポートしている」と語ってくださいました。


ルネサンス・デザイン美容専門学校

対応いただいた先生:教務部 阿部先生/就職室 杉山先生

28名の学生のほとんどが美容師志望で、県外・県内就職は半々。インターンは年3回(7月・11月・年明け)実施し、ミスマッチ防止と現場理解を目的としています。

  • マッチング方法:就職ガイダンス、サロン実習、シティ&ギルズ研修、BESTAR参加、インターン、先輩在籍サロンからの紹介など。
  • 研修の特徴:コロナ禍で一時中止していた東京研修を再開。ウィッグ製造工程や扱い方を学ぶプログラムも導入。
  • コンテスト活動:今年はワインディングのみでしたが、今後は創作活動も取り入れていく予定。

先生方はM.SLASHについて「トータルビューティーでやりたいことが見つかるサロン」と評価され、「ぜひ学生がプロの仕事を知る機会を増やしてほしい」とおっしゃっていました。


訪問を通して見えた共通点と課題

  • 県外志向と地元志向の二極化
  • アイリスト兼務ニーズの高まり(県内は選択肢不足)
  • 情報収集経路の限界(SNS・ホットペッパー中心で条件に合うサロンを探しにくい)

望月先生のように「お客様目線からプロ目線へ視点を変える」教育は、情報が溢れる時代にこそ必要だと実感しました。
M.SLASHとしても、学生が正しい判断材料を得られるよう、発信する情報の質と量を高めていきたいと考えています。

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