RadiAct 山本勝太氏を迎えて ― 技術とカウンセリングを磨く学びの時間

M.SLASHでは、アイリストの技術力と人間力を育成するためにアイリスト1年目を対象とした「アイラッシュアカデミー」を開講しています。先日行われた第2回は、株式会社RadiActの山本勝太先生を外部講師としてお招きし、シリーズの2回目として実施されました。社内からは高島彩聖講師が登壇致しました。
講師をはじめ、VINGTの金子・川上、M.SLASH STREET MARKET Smart Salonの渡邊、新百合ヶ丘の中村、AVEDA自由が丘の河邊が参加。日々のサロンワークをさらに高めるための学びが展開されました。




技術を客観視するということ

今回のアカデミーでは、受講者が自分の作品を持ち寄り、高島講師より直接フィードバックを受けました。まつ毛や眉毛の仕上がりは、自分の感覚だけに頼ると“まっすぐ見えているつもり”でも実際は傾いていることがあります。そこで携帯で撮影して客観視し、左右や正面から改めて確認する習慣の大切さが強調されました。
また、毛流れが立ちやすい箇所は美容液を活用することで扱いやすくなり、仕上がりの安定につながることも学びました。
ロッドの状態やバリエーションの豊富さも仕上がりを大きく左右するため、道具の管理や選定眼を養うことが重要です。新品のロッドは硬いため、温かいお湯でやわらかくしてから使用するとより自然なカーブが作れるという具体的なアドバイスもありました。



カウンセリングは「目的を共有する場」
技術面の学びに加え、今回は山本勝太先生によるカウンセリングの在り方を学びました。
特に印象的だったのは、カルテや承諾書は単なる記録や同意書ではなく、お客様と「どうなりたいか」という目的を擦り合わせるための大切なツールという概念です。
「ラッシュリフトをかけたい」「エクステをしたい」といった手段だけで会話を終えてしまうと、本当に求める印象にたどり着けないことがあります。お客様が“どのように見られたいのか”“なぜこのサロンを選んでくれたのか”を丁寧に引き出し、その上で手段を提案することが、信頼されるアイリストにつながります。
敏感肌のお客様への声かけや、コンタクト装用時の配慮、美容手術後の対応など、安全面に関する知識と説明力も欠かせません。細やかな確認と一言添える安心感が、長く通い続けていただける関係を築いていける最も重要なことだと学びました。


ロールプレイで磨く「言葉の力」
アカデミー後半では、カウンセリングのロールプレイが行われました。高島講師は「次回も見させてもらいますね」という言葉を添えることで、お客様に伴走する姿勢を示す大切さを伝えました。山本先生は、丁寧な聞き取りと一つひとつに「ありがとうございます」と返す姿勢を実演し、安心感を与える接客の手本を示してくださいました。
言葉のトーンや間の取り方、マスク越しでも伝わる表情の工夫など、技術だけでは得られない「言葉の技術」も学びの大きなポイントです。施術のビフォー・アフターや巻き上げの工程を写真で見せる取り組みも紹介され、お客様とのコミュニケーションの幅を広げるヒントとなりました。

まとめ
第2回アイラッシュアカデミーでは、技術の精度を高める具体的なポイントと、カウンセリングを通してお客様の理想を共有する重要性を改めて実感しました。アイリストは単にまつ毛を上げたり眉を整えたりする人ではなく、「お客様が綺麗であり続けるために寄り添う存在」であること。
そのために必要なのは、手段にとらわれず目的を見失わない姿勢です。その目的を実現するための精度を磨き、私たち自身の成長につなげていきます。
