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KISHII’s COLUMN岸井コラム

国家試験合格率100%なんて意味がない

今年4月の入学予定者(昼間7名 / 通信10名)。
小さな努力が徐々に実を結び始めた。
卒業した生徒の学校に対して、○○な学校…。
そんな言葉になって、M.D.F.ビューティーカレッジ(以降 MDFBC)を語り、
評判が生まれ、生徒を集める。
高校まわりもSNSも大事だけれど、
地道な生徒との付き合い方が、入学者を増やす。

美容学校の2年間は、
免許をとるためだけに通わなければならないもの。
だから国家資格合格率100%なんて謳っても
なんの意味もない。

国家試験の授業で教えるのは、
どこの美容学校でもやってることなので、ほとんど意味がない。
昼間の生徒に国家試験の授業をやるのは、
2年間のうち、3ヶ月だけ集中してやればいい。

M.SLASHは、MDFBC卒の新卒は、1万円高く給料を設定しているのだから、
他の学校の新卒よりも、値打ちのある人材にしなければならない。
今の、1年生は、ついこの前まで高校生だった子たちで、
教えてくれる、やってもらうのが当たり前の、
いわば社会のゲストの立場。
そこから、社会で活躍する人材に仕上げる。
だから、岸井の授業は、
プレゼンをさせる、課題を出して議論をさせる。
ケーススタディで、自分の答えを持ってこさせる。
内発的な動機をいぶり出す。
授ける、教えるではなく、内にある輝く面を、引っ張り出す。
めんどくさいけれど、面白い。
少しづつ自分の言葉に力を持ち出す。
受信者ではなく、発信者に仕立てる。
影響力のある人材に仕立てる。

人間は若い時に、どんな人と触れ会ったかによって大きく差が出る。
学校の2年間を意味のある2年間にすることが、
MDFBCの存在価値なのだから、国家試験合格率なんて、どうでもいい。
落ちれば、本人がめんどくさい思いをするだけ。
国家試験のための勉強は、自習させればいいのだ。
学校の責任は必要最低限でいいのだ。
国家試験のための2年間を使うのはもったいない。
岸井の授業を4月からもっと増やしてもらっていい。

岸井は、もともと人材開発が本業でなので。