COMPANY

COMPANYKISHII’S COLUMN

KISHII’s COLUMN岸井コラム

時価総額100億は超えたい

美容室経営って儲からない。
だから、美容室関連で上場した会社は
PER(利益と時価総額の倍率)が低い。
Agu(AB&カンパニー)も、セイファート(リクエストQJ)も
投資家からの期待値が低いってことです。
日本の上場企業の平均は15倍から17倍くらいだけど、
Aguは11倍、セイファートは5倍程度。
ちなみに「識学」は50倍 。
ミルボンも40倍。
せっかく上場するなら、最低でも20倍はつけたい。
仮に上場時の利益が、3億円なら、株価時価総額は60億円。
上場しても、そこから先の期待値がないと株価は低迷する。
投資家は、将来の伸びを期待して株を買う。
だから、株価が低いということは、将来下がると見ている。

M.SLASHは、美容という枠を超え
ライフスタイルコミュニティという新たなカテゴリーを創出する。
リアルなコミュニティとデジタルなコミュニティを繋ぎ合わせる。
3月に本部マーケに入った栗田さんは、
オンラインで歌を教えるビジネスをやっていた。
歌が上手くなりたい人たちの集まるコミュニティを自分で作った。
それも、遊びと学びを繋いだコミュニティ。
オンラインは、地域を超えたつながりで、人と人を繋ぐ。
人と人との繋がりが、新たなビジネスを産み、
新たな展開を産む。

人と人を繋ぐ、リアルな場をつくる。
都心から半径100km県内の 土地を購入して
食と美容と遊びと学びを場を作る。
ディベロッパー(地域産業開発)を目指す。
古くは西武、東急、阪急、といったコングロマリット企業が開発をやったが、
当時と違い、みんな一緒、みんな同じがいい時代じゃない。
趣味も多様化し、働き方も多様化した。
リゾート開発では、エクシブが大型宿泊施設を作ったが、そういう時代でもない。
ピンポイントのニーズに応えるサービス、商品、が選ばれる。
どこかに尖ったものでないと、選ばれない。
凡庸品、必需品、日用品は安さで勝負しなければならない。
こだわり品、嗜好品は、好きな人に選ばれれば良い。

稲村ヶ崎のウチの家を賃貸で貸すつもりで掲載したら、
築90年なのに、家賃22万円に設定したにもかかわらず
多くの人が内見を希望して見にくる。
今は、毎日仕事に通わなくても良くなってきてる。
別宅の候補を探している人も何人かいた。
買えば、その家に縛られる、だから借りるのだ。
都心から離れた場所や環境の良い場所で。
便利には、さほど価値がなくなってきているのだ。

だから、都心から離れた場所を安く買って、建物を建て、
組み合わせの良い業種を選んで揃え、人の集まる場所にする。
イベントを企画して遊び、学びの集まりを作って
新しい人気の場所にする計画。
人が集まれば安く買った土地の価値は上がり、
人手をかけず収益を産む事業にしてゆく。

儲からない美容業は、人と人を繋ぐベースになる業種で
1時間かけても、美容師を追いかけてきてくれる。
有難い商売だ。
そこから展開する新たなモデルにしてゆく。
「美」「遊」「学」「食」「住」を繋ぐ。
ライフスタイルコミュニティを作るのに、M&Aを進めてゆく。
事業再生案件が多く出回る、今はチャンス。

株式上場後の時価総額、100億円は超えたい。