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KISHII’s COLUMN岸井コラム

ライフスタイルコミュニティとは

ライフスタイルコミュニティになると言っても、
トータルビューティサロンと、どう繋がるのか、
みんなよく分からないのが実情かもしれません。
ヘアサロンがスタートしたM.SLASHは、髪を切る染めるから始まって、
どう切るか、どう染めるか、その技術の違いでお客さまを集めるビジネスでした。
よく、よく考えると、髪を切る、染めると言うサービスの
何故?はキレイになる、オシャレをしたいからです。
さらには、そこを深堀りすれば、我々の提供するサービスの本質は
「人を輝かせる」ことというふうに定義できます。
どんな状態かといえば、ワクワク、イキイキ、前向きな気持ちです。
美容の仕事は、人の髪が伸びてくれる限りは無くなることはないですが、 
人口が減少していく中で、美容室のビジネスは縮小していきます。

特に、美容室という業態サービスは、「過剰」な方へ進んでおり、
より厳しい環境で戦わなければならず、
現在と同じ足場では成長は難しい状況になると読んでいます。

こんなサロン
こんな美容師
こんな会社

同じカテゴリーに「過剰」に競争相手がいれば、
勝負しようとしても選ばれにくい、
勝ち残る可能性が低いということです。
戦略とは、勝てるカテゴリーを選び、足場を変えることです。

M.SLASHは、2005年にトータルビューティサロン(以下TBS)へと足場を移しました。
当時はまだスパという言葉がポピュラーではなく、
TBSも希少で、大型のTBSはさらに希少だったのです。
競合が少ない足場へ移しました。
しかし20年近く経った現在、環境、状況も変わり
新たなカテゴリーを作ろうとしています。
それがライフスタイルコミュニティです。

業態というものは、常に変化するもので、
PCソフト販売の会社であったソフトバンクは、
携帯の会社になり、ITインフラの会社になり、
今は、投資会社になっています。
ツタヤというレンタルビデオショップは、
CCC(カルチャコンビニエンスクラブ)という企画会社になりました。
貸衣装屋さんは、結婚式場経営に移り、
酒蔵が、カフェをやりパンやソーセージを作り結婚式場になる。

100年続く会社となるには、
社会が大きく変化、進化していく中で、
勝てる領域に足場を移す必要があるのです。
いくらソロバンが得意でも、電卓が出回り、パソコンが出回れば、
要らなくなってしまいます。

美容業だから、今は成り立っているから、
そんなに変化、成長しなくても良いんじゃないかという考えもあります。
しかし、企業は、30年・50年というスパンで見れば、
ほとんどが、「死」ぬのが普通です。
勝ち残るということこは、「成長変化」しか道はなく、
現状維持を選んだ時点で、「終わり」に向かっていくのです。

これから、ライフスタイルコミュニティを形づくるのは、
人を輝く場、人が輝くサービス、人が輝く機会のインフラです。
ペット関連のサービスは、その一つのコンテンツです。
そこに、美容があり、学びがあり、遊びがある。
コミュニティには、繋がりが生まれ、そこに「食」の要素も必要で、
M&Aでそれを繋げようとしています。
同じ価値観を持つ人が集う「場」も必要です。
趣味や遊びを通じた人の繋がりから、発見や学びがあり
「人の輝き」を生み出すのが
ライフスタイルコミュニティです。