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KISHII’s COLUMN岸井コラム

知識のワクチンについて

ワクチンと言えば、感染症にかかりにくくするものですが、
知識のワクチンとは、あまり聞きなれない言葉でした。

以前80年代のバブルの時は、みんな土地を買いあさって、
ゴルフ会員権を買わない人は遅れてるみたいな、
おかしな常識がまかり通ってました。
東日本大震災の時は、放射能を避けて、
東京から沖縄に逃げていた人もいたほど。
マスコミもどんどん煽るような情報を流して、常識が作られていきました。
リーマンショックの時もそうでした。
疑いなくそれをあたかも、普通のことのように受け止めていると、
どんでん返しを喰らったりします。

老後の2,000万円問題のように、
情報によって変に常識が作られていくことがままあります。
そんな時のために情報を鵜呑みにせず、いったんは疑ってみる。
テレビで流れることには権威があって、
まことしやかに、誰かが喋っていることを、
つい鵜呑みにしてしまいやすいです。

情報はみんな、誰かの色がついていることをまずは知っておくこと。
常識はどんどん変わるものだし、固定されているものではないということ。
今、どっちに傾いているのか、そんな俯瞰して
必ず世の中は、揺り戻しがあるし、
今だけのことか、どこへ向いていくのか。
そんなふうに立ち止まる癖、というか自分の頭で考えてみることが
知識のワクチンとなるんだと思います。