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KISHII’s COLUMN岸井コラム

ラーニングゾーン

一年前の自分と今の自分は、どれだけ成長・進化しましたか?
何ができるようになりましたか。
5年後の自分はどうなっていますか?
自己評価の物差しは小さい物差しではかりがち。
人にはどうなりたい? って聞いても、
私はねって、自分を主語で語れる言葉を持っているますか?
いつも他人に矢印を向けて、自分に向けた時に、
他人をどれだけ感化するような言動が取れているでしょうか。

自分は人を教育できるとは、そもそも思ってません。
感化はできるかもしれないというスタンスです。
ただ、人は人に感化されやすいという特性を持っているので、
ちょっと先輩にそんなモデルを作れば良い。
モデルを作れば、自然と水はそっちに流れる。
モデル作りは仕立てるという言葉の方が適切かなと思います。
設計図を作って、順序を考えて、丁寧に根気よくビジョンを示して、
おもしろおかしく、おにぎりを用意して。
あそこから見える景色はこんなだろうって妄想に巻き込む。
時に嫌な奴になって、時に親切な人間になってみたり、
自分がどんな仮面を被れるかで、騙される奴が出てくる。
そんな詐欺師に私はなりたい。

岸本さんから聞いて、納得したのは
使命感と心理的安全性のマトリクスでした。

使命感が高く、心理的安全性も高い状態を
「ラーニングゾーン」といい学習効果が高く成長が早い。
使命感が低く、心理的安全性が高い状態を
「コンフォートゾーン」というそうです。
大手企業に多いのが、コンフォートゾーンに居る人たち。
使命感は高く、心理的安全性が低い状態は「不安ゾーン」。

心理的安全というのは、人によって随分と差がありますよね。
自転車で街中を走るのが危ないと感じる人と、
交通ルールや他の動きが読めるから安全と感じる人もいます。
会社が心理的安全を担保し、保証し過ぎれば、
安全の感覚が麻痺して逆に危ないんじゃないだろうか。
かといって不安を煽るのは良くない。
でもね、
日本人であることの証がパスポート。
つまりIDがどれだけ守られているか、
どれだけ日本人パスポートがすごいものかって、
外出てみないと分からない。

危ないか安全か。
足元しか見えない人の方がよっぽど危ない。