良く燃える木と、なかなか燃えない木があって、
薪ストーブを使っての暖房は、たまに煙ばっかり出て、
燃焼せず、くすぶってしまうことがあります。
乾燥した木は燃えやすいけれど
湿っている木は、なかなか燃えません。
水分量が多いからです。
くすぶってしまった時には、空気を取り込む入口を開けます。
それでもなかなか燃焼しない時に、
ティッシュ一枚で、ブワァッと燃え出す瞬間があります。
要するに、キッカケがあると、いきなり燃焼し出すのです。
それは火が出てない時は、空気を吸い込む力が弱いからです。
ティッシュ一枚が燃えることで空気を吸い込み始めた瞬間、
いきなりくすぶっていた木が燃焼し出すのです。
人間も同じかなと、思います。
くすぶっている人は、新しい空気を吸い込む力が弱いのです。
煙ばっかりで燃焼しないけれど、
何かのきっかけでブワァッと燃え出すことがあります。
でも、湿っていると燃えにくいのです。
濡れたスポンジ状態ということです。
濡れたスポンジは、それ以上に水を吸いません。
一度絞って、水分を抜けば、吸収しやくすなります。
若い頃は乾いたスポンジのように、どんどん吸収するのに対し、
歳をとってくると、水を多く含んだスポンジのように吸収が悪くなります。
木の場合は反対です。
若い木は燃えにくく、枯れた歳とった木が燃えます。
暖房するには、若い木より歳とった木が役立ち、
人間が成長するには、
歳を取ってもスポンジのような人はいつまでも成長しますが、
濡れて水分を多く含んだ人は、成長が遅い。
そんな湿った年寄りは、若い人にどんどん取って変わって、
社会の新陳代謝をを促し経済も発展させないと、暖まらないですよね。