COMPANY

COMPANYKISHII’S COLUMN

KISHII’s COLUMN岸井コラム

ィッシュ一枚で

良く燃える木と、なかなか燃えない木があって、
薪ストーブを使っての暖房は、たまに煙ばっかり出て、
燃焼せず、くすぶってしまうことがあります。

乾燥した木は燃えやすいけれど
湿っている木は、なかなか燃えません。
水分量が多いからです。
くすぶってしまった時には、空気を取り込む入口を開けます。
それでもなかなか燃焼しない時に、
ティッシュ一枚で、ブワァッと燃え出す瞬間があります。
要するに、キッカケがあると、いきなり燃焼し出すのです。
それは火が出てない時は、空気を吸い込む力が弱いからです。
ティッシュ一枚が燃えることで空気を吸い込み始めた瞬間、
いきなりくすぶっていた木が燃焼し出すのです。

人間も同じかなと、思います。
くすぶっている人は、新しい空気を吸い込む力が弱いのです。
煙ばっかりで燃焼しないけれど、
何かのきっかけでブワァッと燃え出すことがあります。
でも、湿っていると燃えにくいのです。
濡れたスポンジ状態ということです。
濡れたスポンジは、それ以上に水を吸いません。
一度絞って、水分を抜けば、吸収しやくすなります。
若い頃は乾いたスポンジのように、どんどん吸収するのに対し、
歳をとってくると、水を多く含んだスポンジのように吸収が悪くなります。

木の場合は反対です。
若い木は燃えにくく、枯れた歳とった木が燃えます。
暖房するには、若い木より歳とった木が役立ち、
人間が成長するには、
歳を取ってもスポンジのような人はいつまでも成長しますが、
濡れて水分を多く含んだ人は、成長が遅い。
そんな湿った年寄りは、若い人にどんどん取って変わって、
社会の新陳代謝をを促し経済も発展させないと、暖まらないですよね。