COMPANY

COMPANYKISHII’S COLUMN

KISHII’s COLUMN岸井コラム

決断

右に行くべきか、左に行くべきか。
それとも、真っ直ぐか、いや後ろに戻るか。

立ち止まるか、今のペースで行くか、早めるか。
自分だけのことなら、さほど迷わないかもしれないが、
チームや組織の勝敗がそれで決まるとなれば、
誰しも迷うもの。

ましてや、その決断次第では、混乱が生じるリスクや
誰かに多大な迷惑をかけることになるかもしれない。
登山であれば、チーム全体の命に関わることもある。
経営の舵取りで、人が死ぬことはないにせよ、
勝敗を決めるような判断、決断となると、
頭の中でシュミレーションを繰り返し、
周りに相談しても決定者ではないので、それはそれ。

判断なら、修正が出来ても、決断となると後戻りができない。
今、ここという場面で、迷っていれば、
幸運の女神は通り過ぎてしまう。
こういう場合はこうする、あんな場合だっらこうする。
いつだって、頭の中で想定して、
自分なりの物差しではかる、普段からの練習が必要なのだ。

誰しも、間違いたくはない。
かといって間違った判断もしなければ
スキルは身に付かない。

決断を迫られる経験は、逃げようと思えば逃げられる。
自責ではなく他責にすれば済む。
常に上に誰かがいるポジションでの決断は、
しなきゃしないで済む。
だから、一つ上の仕事をとりに行く姿勢が重要になる。
上から指示を受け、自分がイエスを言うのではなく、
上に提案して、上にイエスを言わせることだ。

間違ったとしても
それが、決断をする練習になる。