右に行くべきか、左に行くべきか。
それとも、真っ直ぐか、いや後ろに戻るか。
立ち止まるか、今のペースで行くか、早めるか。
自分だけのことなら、さほど迷わないかもしれないが、
チームや組織の勝敗がそれで決まるとなれば、
誰しも迷うもの。
ましてや、その決断次第では、混乱が生じるリスクや
誰かに多大な迷惑をかけることになるかもしれない。
登山であれば、チーム全体の命に関わることもある。
経営の舵取りで、人が死ぬことはないにせよ、
勝敗を決めるような判断、決断となると、
頭の中でシュミレーションを繰り返し、
周りに相談しても決定者ではないので、それはそれ。
判断なら、修正が出来ても、決断となると後戻りができない。
今、ここという場面で、迷っていれば、
幸運の女神は通り過ぎてしまう。
こういう場合はこうする、あんな場合だっらこうする。
いつだって、頭の中で想定して、
自分なりの物差しではかる、普段からの練習が必要なのだ。
誰しも、間違いたくはない。
かといって間違った判断もしなければ
スキルは身に付かない。
決断を迫られる経験は、逃げようと思えば逃げられる。
自責ではなく他責にすれば済む。
常に上に誰かがいるポジションでの決断は、
しなきゃしないで済む。
だから、一つ上の仕事をとりに行く姿勢が重要になる。
上から指示を受け、自分がイエスを言うのではなく、
上に提案して、上にイエスを言わせることだ。
間違ったとしても
それが、決断をする練習になる。