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KISHII’s COLUMN岸井コラム

コンプライアンス

他のサロンで2年働いたあと、M.SLASHに中途入社した遠藤さんは
以前の4年前にやめた会社を「ひどい会社」だと言います。

労働基準局に訴えようかと思ったと。
実際は時間と手間がかかるのでやらなかった
話を聞けば聞くほど、ブラックな会社に思えてきます。

職人経営は、とかく、経営者は、「殿様」であり、「俺様」になりがち。
社歴の長い会社は、長いからと言って、まともとは限らない。
だいたい歴の長い会社ほど、イエスマンが残って風通しが悪く、
異端な人は去っていき、社風について意見を言う人はいなくなり、
仕方ないと、我慢できる人だけが残って、
経営者は更新できずに、新しい時代に適応できず衰退するのオチです。

もしかしたら、
M.SLASHでも「ひどい会社」と思って辞めた人がいるのかもしれません。

経営者側は、強い立場で、雇用者側は弱い立場。
弱い立場を守るために、法律があり、労働基準局があり、
コンプライアンスがあります。

でも、職人経営はそんなこと知ったこっちゃない。
殿様ですから。
企業経営となると、証券会社の立場、投資家の立場、関係会社の立場、社員の立場、お客様の立場、
それぞれの利益に貢献する役割だから、殿様にはなれません。
そのかわり、事業を大きく育てていけるのが企業経営者。

先日、二人のアンバサダーに働きがいの項目、57個の質問に照らし、
本部で働いている社員として、経営者層(取締役)の言動から、
具体的に、思い当たることを書いてもらいました。

「尊敬」「信用」「連帯」「誇り」「公正」という5つの基準で
良い会社か、どうかの社員が感じている、会社の評価です。

具体的で、なかなか厳しい評価で書かれていました。

これでは、働きがいのある会社にはなってないよ、と突きつけられた感じでした。

サロンの現場を支えるのが本部。

経営管理者層にとって本部はバックヤードでも、
本部に働いている人たちにとっては現場だということ。

女性の観点から、
いち社員から見た経営管理者層は、結果を出すとか出さないとか、
責任がどうとかではなく、その瞬間、瞬間の見て感じた評価です

部下とのやりとりを側で見て感じる印象。
我々経営管理者層の何気ない行動や、言葉に、
「尊敬」「信用」「連帯」「誇り」「公正」をを感じ取れるか、取れないかという観点です。

思いやり、誠実と、威圧的態度は、相反するし
公正さと、差別的は言葉も相反します。

そんなつもりはない、と言い訳しても始まりません。

まずは、我が身から正していこうと思います。