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COMPANYKISHII’S COLUMN

KISHII’s COLUMN岸井コラム

カオスと秩序について

秩序だったことは、分かりやすく予測ができる。
秩序だてることで、安心や信頼を提供できる。
秩序だっていることで、混乱せずに済む。
秩序、ルールがあることで、それに則っていれば済む。
座る場所や手順、ルーティンとなっている事柄、
すでにある秩序やルールが固定していることで更新が進まない。
秩序やルールに、依存することで、考えなくて済む。

カオスは、予測がつかない。

カオスは、不規則不安定だからこそ、ルールを見出そうと頭を使う。
カオスに、道すじをつけ、優先順位をつけ、役割を考え、方法を決める。
カオスは更新のチャンスだが、
安心をベースにしている者には不安とピンチにしか見えない。

カオスが秩序に向かっていく過程が、実力をつける。

カオスは人を成長させる。
だから、敢えて壊してカオスを作る。

それは社長だから良いのではなくて、
そもそも社長としての機能はなんなのか。

ホームページがあるから良いのではなく、
そもそもホームページの機能はなんなのか。

会議の場に出ているから良いのではない。
会議の目的はなに?その機能を果たしているのか。

広報がやってるから良いのではなく、
広報の領域はどこまでなのか。

あるべき形の理想形が見えなければ、
過去が基本の形となり、それは後退を意味する。

在りたい形は、本人視点で感情的、
在るべき形は、社会視点、未来視点の理想型。
ギャップを埋める意志がなければ、
どこにも行けない。

何故、生きるのか?
何故、仕事をするのか?
意味づけは、ほんとうに人それぞれで、
同じことをやっても、
その意味づけによって、ものすごく差がつく。
あと30日と、余命宣告を受けて生きる時間と、
あと30年以上生きると思っているのとでは、
行動も、認識も、時間の密度もかなり違うでしょう。
生活するのに、お金が必要だから仕事する人と、
実現したい何かがあって仕事する人では、
熱の入れようが違う。
自分の都合で仕事する人と、
誰かに役立ちたいからする人では、その成果は全く違う。

性能とか性格とかで人を単純に判断してしまうけれど、
どんな思いで、どんな考えでやってるかは、
意外と見えない。

思想や、考え方、は見えづらい。
お金、肩書き、立場、年齢、性別、見た目は、分かりやすく。

でも、本当は、年齢じゃない、肩書きじゃない。
歳だけとったアンポンタンもいれば、
歳は若いけど、すごい人もいる。

ものごとの上っ面だけ見てる人は、上っ面だけ見る人とくっつくから、
アンポンタンが加速する。
年上だからって偉そうに振る舞う人。
立場や年齢、相手によってコロコロと態度を変える人は

好きになれない。